くらし情報『おとな向け映画ガイド 今週は、おとなが観逃せない!3本をご紹介します。』

おとな向け映画ガイド 今週は、おとなが観逃せない!3本をご紹介します。

イラストレーション:高松啓二

イラストレーション:高松啓二



おとな向け映画ガイド

今週は、おとなが観逃せない!3本をご紹介します。


ぴあ編集部 坂口英明
20/7/26(日)

おとな向け映画ガイド 今週は、おとなが観逃せない!3本をご紹介します。

イラストレーション:高松啓二


イラストレーション:高松啓二
今週のロードショー公開は18本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。連休後でもあり、全国100スクリーン規模以上で拡大公開される作品はなく、すべてミニシアター系の作品です。今回はその中から2本、もう1本は上映中から、ぜひ観逃さないで、という3本をご紹介します。

『海辺の映画館-キネマの玉手箱』

大林宣彦監督最後の作品がいよいよ公開されます。当初予定されていたのが4月10日。コロナ禍のため上映延期となったのですが、その公開するはずの日に他界されました。まさに、文字通りの遺作。しかもその内容たるや、映画で遺言を残されたとしか思えないほど、メッセージは明確で、映像表現は実験映画の精神に満ち満ちた「ぶっとんだ」ものでした。


海辺の町にある古い映画館「瀬戸内シネマ」がいよいよ閉館。その最後の日のプログラムは「日本の戦争映画」オールナイト上映会です。老若男女で満員の館内。画面に見入る3人の若者は熱中するうち、スクリーンの世界、つまり日本が体験したさまざまな争いの場に入っていってしまいます。

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