くらし情報『伊藤健太郎「人と人とのつながりの大切さ」 映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』インタビュー』

伊藤健太郎「人と人とのつながりの大切さ」 映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』インタビュー

一緒にお芝居をしている瞬間でも、段取りとかテストのときとかに、「お芝居が素敵だな」って見てしまっていて、「あっ!次は俺のセリフだ!」とか(笑)。視聴者になってしまう瞬間がありました。そういうことってあんまりないので、すごいなって思いましたね。かと思うと、等身大の17歳なところもあるし。一緒にお芝居をしていて楽しかったです。

■芝居じゃない芝居、芝居をしていない芝居をする

伊藤健太郎「人と人とのつながりの大切さ」 映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』インタビュー


ーー亨はいわゆる“普通”のキャラクターですが、“普通”を演じる上で意識したことはありますか?

逆にあんまり意識をしないことですかね。例えば、猟奇的な殺人鬼とか、『今日から俺は!!』で演じた伊藤とかだと、ビジュアルにしろ、台詞にしろ、キャラクターを作るためのヒントは多いんです。そういうキャラクターはわりと引き出しを開けやすいんですよね。


なので、亨に関して言えば、バンジョーを弾いていたり、松葉づえをついたりもするんですけど、ガチガチにしないで、どこか自分の素と近い部分を出そうとしました。そっちの方を意識していたかもしれないです。演じていることを感じないようにする、というか。

もちろんセリフもありますし、素の自分とは違う人なので全くの素を出すわけではないんですけど。

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