伊藤健太郎「人と人とのつながりの大切さ」 映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』インタビュー
だから自分が急に死んでしまったらどうなってしまうのかな?とかも考えたりするようにもなりました。そう思うと、何があってもしぶとく生きる、というのは、すごく大切なことなんだと思います。
ーー何かそういうことを深く考えるきっかけがあったわけではないんですよね。
これといったきっかけがあったわけでないんです。幸いなことに、身近で大切な人が亡くなってしまったわけでもないですし。ただ、今の状況で言うと、世界中でたくさんの人が命を落としていることを見たり、聞いたりする機会も多いじゃないですか。そうすると、他人事でもないと思うし、考えてしまいますね。
ーーそうやって数か月で私たちの生きる環境が変わってしまって、映画を撮っていたときと、公開のときとで世の中が変わってしまった部分もありますが、改めて、この映画を通して伝えたいことはありますか?
もちろん(映画を)撮っていたときも思っていたんですけど、今はより強く、人と人とのつながりの大切さをこの映画から感じています。
人が人を想うこと、人と人がつながることは大事ですよね。
人はやっぱり一人では生きていけないし、助け合いながら生きていかなきゃいけない。