映画『銀魂 THE FINAL』松下村塾キャスト「離れていても根っこは繋がっている」
変化と聞かれると難しいですね。
石田僕の中では、銀時も高杉も最初から最後に至るまで印象が変わったと思ってはいなくて。最初から「こういう人」と提示されて、視聴者の人も「こういう人だよね」と受け入れてくれていたキャラクターだったと思っています。高杉は、銀時にも桂にも背中を向けているキャラクターという見せ方をされていましたけど、実は同じものを見ていて、切り出し方が違っているだけというのは分かっていましたし。
『銀魂 THE FINAL』では馴れ合いというわけではないけど、離れていても根っこはずっと繋がっている3人が手を取り合っています。同じ根っこを持っている者同士、一緒に一つの目的に向かっていく姿勢は何か変化があったからではない。みんなそうなるだろうと思っていたし、そうなることを望んでいた。望んでいた通りになってよかった、と思えるのが『銀魂 THE FINAL』なのではないでしょうか。
――杉田さんはいかがでしょうか?
杉田銀時と高杉、銀時と桂の関係は、頼り合っているけどそれを口に出すのは違うと思っていて。本当は頼りに思っていることは駄々洩れているはずですが、同時に相容れない部分もある。