映画『銀魂 THE FINAL』松下村塾キャスト「離れていても根っこは繋がっている」
それでも一緒にいるのは、それだけ先生(吉田松陽)の教えが強かったからだろうなと感じています。
桂・高杉に対して、どう変わったかとかはないです。銀時にとっては自分の過去を知っている桂と高杉は隠したい・目を背けたい存在で。全員が全員同じ過去や思い出を共有しているのに、全員捉え方が違う。「あいつだけが知っている過去があるんじゃねぇの?」「昔と今で違うこと言っているけど、何なの?」とどこか気に入らないこともある。
でも、そもそも思い出や過去の捉え方は人によって違うじゃないですか。学校の教育のようなものじゃない限り、共通していることはあっても酷似していることはない。『銀魂 THE FINAL』は過去そのものが迫ってくることに対して、「本当はこうだったはずなのに」と考えていた過去や思い出を3人が持ち寄る。
そして、持ち寄った過去についてお互いが言い合った結果のお話だと思うので。あとは映画を観ていただければいいのではないでしょうか。
――最後に、これから映画をご覧になる方に向けて一言お願いします。
石田ファイナルと書かれているだけあって、最後なのは嘘じゃないんだなと思いました。次の機会がない、正真正銘の終わりです。