シド『承認欲求』インタビュー 「16年の色濃い歴史を乗せて、新しい扉を開く」
そういうところもテーマでした。
『涙雨』は、結構昔からあった曲なんですよ。『2℃目の彼女』とかそのへんぐらいの時に元々の原曲みたいなものはあって。最近、アルバムを作る上で過去曲をちらっと聴くんですけど、その時にメロディが引っかかって。今のシドのスキルでこの曲をやったら結構壮大な、今までにないバラードの色が出るんじゃないかなと思って。
10曲目の『君色の朝』は、横浜アリーナの時のライブのイメージというか。セットリストのあの流れで、新曲をハメるんだったらあの場所で、この曲で、っていういろんなタイミングが重なって。最後に未来が見えるような曲になって、15年目のありがとうと、これからの16年目もよろしくね、応援してねっていうような意味合いの曲で、未来をちゃんと見据えた楽曲になっていたらいいなと思っています。
——シドのライブのラストを飾るのが想像できるような。
明希これを作った時はラスト感はあんまりなかったんですよ。マオくんの歌詞がハマって、よりそっちにいったのかなと。最後を締めくくる雰囲気がより濃くなっていったのは歌詞のおかげです。アルバムの曲順はマオくん中心に決まったんですけど、最初『君色の朝』がラストになったのは意外で。