永井真理子インタビュー「やらなければいけないと思ったのは、新しい曲を作るということ」
そんなところに、炎の目の私がやって来たみたいです(笑)。
順位や売り上げよりも、自分がそのときに何をやりたいか
――デビューすることが決まってから準備期間が1年ほどあったんですよね。
10代のうちにすぐデビューしたらどうですかっていうお話をいただいたんですけど、母親がすごく反対したんです。当然私の性格も熟知していますから(笑)、今は熱くなって勢いでそっちの方に向かって行っちゃってるけど、少しでも厳しさを知ったらすぐに諦めるんじゃないかって。そういうことを心配していたみたいです。だから1年間学業にちゃんと専念して卒業したら20歳だから、もう大人だし自分で決めてもいいんじゃない?って。正論です(笑)。
――1ミリも言い返す隙がないですね(笑)。
そのときは悔しかったけど、でもそうやって許してくれるんだからまあよかったなって思えました。じゃあその1年間を準備期間に充ててアルバムを作っちゃおうってレコード会社の人から提案があったんです。だから在学中にはもうアルバムが出来ていたし、当時東海地方で人気のあったラジオ番組にレギュラー出演させていただいたり、だからデビュー前には私のことを知っていてくださる人たちがラジオを通していたっていう状況が出来ていたんですよね。