大槻ケンヂ×燃え殻対談『今のことしか書かないで』は燃え殻調でいこうと思ったんだよ
スカパラの谷中(敦)くんそっくりの。燃え殻(笑)。
大槻で、もともとテレビマンなんでしょ?
燃え殻いや、テレビって言っても、美術制作の会社なんですけど。
大槻だから、こういう飄々とした雰囲気だけど、裏では切れ者で、電通も意のままに操るみたいな、そういう人なんじゃないかなって。
燃え殻(笑)。全然ですよ!
大槻「燃え殻陰謀論」。
燃え殻それもモキュメンタリーです。
大槻『これはただの夏』の文庫も、帯のコメントがマカロニえんぴつのはっとりさんで、解説が菊地成孔さん。
ある層に訴えかける、非常にシャレオツなところを狙ってる──。
燃え殻そんなことないです!
大槻「これは絶対裏で電通を動かしてるんだろうな」とか。イルミナティ、フリーメイソン的な。もうちょっとしたら俺、「ムー」に書くからね、「燃え殻陰謀論」を(笑)。
──大槻さんがおっしゃるように、『今のことしか書かないで』は、現実と創作が交じっている作品ですけど。大槻さんって受け手としても、ずっとそういうものに惹かれてきた方ですよね。本当と嘘が交じっていたり、嘘を本当だと信じ込む人たちがいたり。
大槻そうですね。
──オカルトも、UFOも、プロレスもそうだし。