2021年12月13日 07:00
前田拳太郎が兄みたいと慕う木村昴とのエピソードを語る「アフレコ現場では容赦ない」
これまでの仮面ライダーの歴史を感じつつ、この大きい歴史を自分たちも未来に託していかないとな、というのをまず強く思いました。
劇場版の撮影に入るにあたって、僕が通ってこなかった世代の仮面ライダーについても、これから未来につないでいくものをもっと知っておきたいと思って、昭和の仮面ライダー作品も見てみたりしました。
――最初は『仮面ライダーリバイス』の主演というプレッシャーがあったと思いますが、劇場版ではさらに、仮面ライダーシリーズを背負っているという責任感が強くなったということでしょうか。前田そうですね。劇場版が動き始めるまでは『仮面ライダーリバイス』のことで頭がいっぱいだったんですけど、もう少し広い視野で仮面ライダーについて考えるようになったと思います。
――ちなみに、『仮面ライダーカブト』が特にお好きということですが、どういうところに魅力を感じているんですか?
前田小さい頃の僕と正反対だったところです。僕は全然スポーツができなかったし、自分に自信もなかったんです。そんな自分から見て、『仮面ライダーカブト』の主人公の天道総司は自分に自信があるし、「強くてカッコいい!」って憧れました。