くらし情報『松下洸平×栗山民也 忘れてはいけない、今も起こり得る記憶『闇に咲く花』』

2023年8月2日 07:00

松下洸平×栗山民也 忘れてはいけない、今も起こり得る記憶『闇に咲く花』

左から)栗山民也、松下洸平 撮影:石阪大輔

撮影:石阪大輔



井上ひさしの“昭和庶民伝三部作”の第二弾として1987年に初演の幕を開けた『闇に咲く花』(第一弾は『きらめく星座』、第三弾は『雪やこんこん』)が、令和の今、7回目の上演を迎える。1947年、空襲で焼け落ちた神社を舞台に、必死に生き抜く庶民の姿や、戦争がもたらした酷い現実、その責任を問う重厚なテーマを、笑いと涙で綴った“記憶”の物語だ。神社の神主・牛木公麿(山西惇)の一人息子・健太郎の役で井上戯曲に初挑戦するのは、映像や舞台で華々しい活躍が続く俳優、松下洸平。初演から本作の演出を担って来た栗山民也とは、こまつ座では『木の上の軍隊』(作:蓬莱竜太)、『母と暮せば』(作:畑澤聖悟)で息を合わせて来た。静かな信頼でつながる俳優と演出家、ふたりが向かう「忘れてはいけない」物語とは――。

井上戯曲に取り組んでいるという実感

――こまつ座への出演は三作目となる松下さんですが、本作で初めて井上ひさし戯曲に挑みます。今現在の稽古場での感触などを教えてください。

松下演出の栗山さんの現場は、僕は24歳の時のミュージカル『スリル・ミー』(2011年初演、18年再演まで5シーズンに出演)に始まって『アドルフに告ぐ』(15年)

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