電気グルーヴ35周年&リキッドルーム20周年記念ライブ、その一部始終をレポート
リキッドルームが20年前に恵比寿で再オープンした日は今日7月14日である、そもそも新宿のリキッドルームの杮落し公演も石野卓球だった(UNDERWORLD、DRUM CLUBと共演)、という話から始まって、「うーん、ビニール本!」とは何なのかの説明も入れたりしつつ、延々と脱線に脱線を重ねながら──卓球自ら「どうでもいい話以外、聴きたくないじゃないですか?」と言うほどの──どうでもいい話を、延々とくり広げる。まだライブ中盤なのに、フロア全員、笑いすぎてちょっと疲れる。
ただし、唯一どうでもよくなかったのは、瀧が出演した、大根仁監督のネットフリックスのドラマ『地面師たち』についての話。瀧、7月25日から配信が始まることを伝え、「それに関してもうひとつニュースがあるんですけども、言うなって言われてて」。そして卓球、「僕たちも今年35周年なんで、曲を作ったんです。瀧くんも寝ずに作りました」と、「電気グルーヴ35周年の歌」を披露する。以降、「湘南アシッド」から「バロンダンス」までの6曲で、フロアをトップギアに入りっぱなし状態にした末に、本編ラストに持って来たのは「ジャンボタニシ」。卓球、己の声の最高音域で、瀧とツインボーカルを聴かせる。