本郷奏多が演じる100年先まで残る作品「将来家族ができたときに観せられるものがある」
とくにカメラがまわっていないときに無理に仲を深める必要はないという考え方といいますか。この考え方をしている人は、あまりいないんですよ。お互いに隣りにいるんだけれど、ずっと黙った時間が何十分も流れていても、どちらも気をつかっていない。だから、川栄さんのそういった空気感や温度感は、心地いいですね。
――安子とるいの恋愛模様について視聴者の方は注目していますが、京都編では、ひなたと五十嵐の恋はどのようになっていくのでしょうか。
安子とるいは、どちらかというと乙女な感じでしたが、ひなたはすごくヤンチャな男の子のような元気なタイプのヒロインなので、わかりやすいラブという形にはならないのかなと。ひなたと五十嵐は、外から見ると、小さい男の子と女の子が喧嘩しながらも「仲良いよね」と言われるような、微笑ましい感じに近いように思うので、あまりキュンキュンする瞬間はなさそうです。でも、最終的にはおそらくふたりはいい感じになる方向に向かっていくと思うので、楽しみにしていただければと思いますね。
先輩たちのぶんも責任を持って丁寧に演じる
――本郷さんは、連続テレビ小説には初出演ということですが、朝ドラに対する印象や実際に撮影に入られて感じたことはありますか。