2024年4月21日 18:00
野田秀樹・永山瑛太・長澤まさみも認める松本潤の“センター感” NODA・MAP新作『正三角関係』インタビュー
松本それはなんとも言えないですけど(笑)、「イメージ出来た」みたいなことを言ってくださったのはよく覚えていますね。
――これまでご一緒されてきて、永山さん、長澤さんの役者としての魅力とは?
野田やっぱり瑛太がいいのは、正直な言葉として聞こえてくるところですよね。瑛太自身が正直者かどうかはわからないですけど(笑)。僕の数少ない能力として、一度仕事をするとその人の声とかが残る作家で。だから『逆鱗』の時には、当て書きに近いものがあったんじゃないかなと。『THE BEE』のまさみちゃんに関しても、最初の役が凛々しい警官で、次の役がストリッパー。今回のふた役もそれに重ねたわけではないですけど、やっぱり台本を書く時に、自分の中で音とか立ち姿が残っているところがあるんでしょうね。
野田のワークショップでも滲み出てしまう、松本の“センター感”
――すでにワークショップを実施されたそうですが、その感触や手応えはいかがでしたか?
松本瑛太くんは身体表現も発想も、すごく自由だなと思いました。
その場を楽しんでいるのがこちらにも伝わってくる感じがして。
野田やけくそなんだよね(笑)。
永山(笑)。