くらし情報『日比谷野音ライブまであと数週間――。結成35周年を迎えるガールズパンクバンド・ロリータ18号の35年の変遷を辿る』

日比谷野音ライブまであと数週間――。結成35周年を迎えるガールズパンクバンド・ロリータ18号の35年の変遷を辿る

マサヨそう。アヤ坊も法政大学の音楽サークルで出会ってドラムとしてメンバーになってもらったんです。

――マサヨさん、エナゾウ、キム☆リン、アヤ坊の4メンバーが固定され、完全にロリータ18号が出来上がった感じはありましたか?

マサヨいや、当時はまだ成長中で全然アマチュア。この後BENTENレーベルに入って、それから少しずつ固まっていった感じですね。

インディーズブームとメジャー契約での苦悩

――BENTENレーベルに参加した時代に、ちょうどHi-STANDARDに象徴される一大インディーズブームが巻き起こります。80年代のバンドブームが違うカタチになってブームになった感じに映る時代で、マサヨさんはどんな風に見ていましたか?

マサヨバンドブームが終わって数年経過して、「本当にバンドが好きな人たちが残って巻き起こした」時代だと思うけど、個人的にはほとんど意識していなかったですね。もともと私は「打ち上げでおいしいお酒が飲みたい」っていう動機でバンドをやっていたところもあるので(笑)、もしかしたらCDとかを出すことすら望んでいないところもあったので。だから、他のバンドには申し訳ないくらいに思っていました。

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