2023年4月12日 19:00
【対談企画②】never young beach×森山直太朗「最終的に自分たちが帰る場所って、なんでもない時間だったりすると思う」
あと自分の場合は、どっちかっていうと音楽的なアプローチよりも発声を大事にしたかな。僕はもともと舞台でお芝居とかしたかったの。
安部そうなんですね!
森山だからお芝居で台詞を発声する先に今の歌唱スタイルがあったんだよ。
安部最初は音楽じゃなくて、お芝居の道を目指していたんですね。
森山そう。バイトも渋谷のシアターコクーンでチケットのもぎりとかやってた。2年くらいやってたね。
安部歌と演技、どっちもできるって凄いですね。
でも歌と演技って、やることが、ある意味、真逆だと思うんですよ。音楽って0を1にするみたいな作業ですけど、演技ってもともとある役に自分の中にある何かを重ねていく作業というか。
森山だから曲を作って歌うことって、僕にとってはマッチポンプというか自作自演的な行為なんだよね。自分で脚本を書いて自分で舞台に立ってみたいな。「夏の終わり」なんて、まさにそういう曲で。あれは女性を主人公に置いた曲だから。自分の中で女形を演じる気分というか。狭い世界の話ですけど(笑)。
安部凄く面白いです。
──森山さんは、どういうきっかけでネバヤンを知ったんですか?
森山スペシャで「明るい未来」