プロ18年目にして成長を止めらない家長、記録的Vにもさらなる高みを目指す川崎F
ずるずる下がった感じになり、どこで守るのか、コンパクトに間延びしない守り、簡単に引かない、単独で追わないという声かけはできていた。『FUJI XEROX SUPER CUP 2021』の時よりは統一感を持った守備ができた」と胸を張った。
家長も指揮官、主将の言葉に同意する。
「前半からみんなで集中して声を掛け合いながらできた。後半に押し込まれた時も、みんなで助け合いながら勝てたので、非常によかった」
家長昭博(川崎フロンターレ)(c)J.LEGUE
さらに中村憲剛が引退し、日本人選手最年長となった今季、意識の変化が生じたか問われると、家長はこう返した。
「心境の変化はまだそんなに感じていないが、1年間やっていく中でどう変わっていくのか自分でも期待している。チーム内の役割もそこまで大きく変わらないが、一番上の選手がやっていると周りもついてやっていけると思うので、そこは率先してやっていきたい」
昨季、中村より発表前に引退を告げられた後、家長は「心にぽっかり穴が開いたような」喪失感を感じていた。なぜなら、家長は中村を「永遠に勝てないライバル。
勝てないけど、挑みたい。もう、勝てないけども、自分の中では一番負けたくない人」