もし友達と同じ人を好きになったら、ふたりはどうするのだろうか。
「僕は構わず好きだって伝えますね」(北村)
「うん。好きの度合いによるけど、本気なら僕も行く」(赤楚)
「昔の取材だと、カッコつけて『奥手なんで、譲ります』とか言ってたんですよ。でもそんなわけがないっていう(笑)。もし同じ人を好きになったとしても、本当に友達ならどちらか片方がうまくいっても両方振られても笑い話にできるだろうし。それに、ふたりとも好きになるなんて、めっちゃ魅力的な人ってことじゃないですか。だったら、ちゃんと友達に言います、『僕もあの子のことが好き。絶対負けないけどね』って」(北村)
「わかる。
俺もちゃんと友達にその子のことが好きって伝えてから勝負に行きます。そういうことで仲が悪くならないのが、男同士の友情の良さ。ただ、もし僕がまだそこまで好きじゃない中で、友達がその子のことを好きって知ったら、急激に冷めちゃうタイプでもある。友達が片想いしている女の子とか、それこそ付き合っている相手とかは異性として見られなくなるんですよね」(赤楚)
同じクラスだったら、僕が頑張って心をこじ開けます(笑)
青春映画の名手・三木孝浩監督の瑞々しい映像とともに映し出される4人の高校生たちの恋と学園生活。