濱田めぐみインタビュー 上演中ミュージカル『スクールオブロック』でもとロック少女の名門校校長役
――そこで出会うデューイという存在は大きいですか。
きっと彼は、彼女が生きたい世界の住人なんだと思います。でも今はそれすらも忘れて仕事をしているから、きっと衝撃的だったと思いますよ。だからこそあんなに変わらされるというか、気付かせられるというか、嘘を自分につけなくなるというか。そういう存在です、デューイって。
――ロックな楽曲の中で、ロザリーの曲だけ異色なのもすごくいいなと思いました。
みんなで演奏してバーンと歌うのが『スクールオブロック』の“ぜひここ!”な部分ですが、ロザリーの楽曲は全然違うタッチのスローバラードみたいなものだったりもして。プレライブでも披露したソロ曲「ロックはどこへ消えたの?」がロザリーの本当の心の中だとすると、彼女は今相当がんばって生きているんだな、ってことが曲であらわれてますし、おもしろいですよね。
――演出の鴻上さんとは、役についてなにかお話しされていますか?
大体の青写真があったうえで、そこからもうちょっと深めてもいいかもねというお話をしています。鴻上さんがすごく話を聞いてくださるし、アイデアマンでもあるので、今は自分が思いついたことをいろいろ試してみています。