木戸大聖の夢を叶える秘訣「夢があることに自信を持つ」
「度胸というか、前にぶつかっていく精神力みたいなものが培われてきているのかな……。作品によって演じる役も違えば、共演する方もスタッフさんも違う。毎回違う環境のなかで一つの作品を作りあげて、クランクアップしたらまた別の作品をゼロから積み上げる。そんな繰り返しによって、お芝居の相手がどんなに大御所の方でも、怖けずに堂々とする度胸はついてきたかもしれません」
2024年3月に放送されたテレビ朝日開局65周年記念ドラマ『万博の太陽』では、まさに多くの大御所と共演。なかでも唐沢寿明との共演は強い記憶として残る。「ずっとテレビで観ていた方だったので、嬉しい反面、緊張も……。でも、引かないように頑張りました!」と当時を振り返る木戸の目からは、途切れることのない役者愛が感じられる。
夢を持っていることに、自信を持つ
木戸にとっての忘れられない記憶は、やはり20歳のデビュー当時、ようやく役者としてのスタートラインに立ったと実感できた瞬間だという。
「事務所(トライストーン・エンタテイメント)の先輩方を間近で見させてもらうなかで、影響を受ける場面は多いです。とくに、いまの社長の小栗旬さん。野心というか向上心というか、満足していない感じが伝わってくるんですよ。