くらし情報『新国立劇場新ラインアップ発表! 仏から『ガラスの動物園』招聘』

2022年3月2日 07:00

新国立劇場新ラインアップ発表! 仏から『ガラスの動物園』招聘

また、小川監督が就任以来、推し進めてきたフルオーディション企画の第5弾として、トニー・クシュナー作の『エンジェルス・イン・アメリカ』(第一部「ミレニアム迫る」、第二部「ペレストロイカ」)が2か月にわたって上演される。演出を務めるのは上村聡史で、昨年12月に3週間にわたって開催したオーディションで浅野雅博、鈴木杏、山西惇ら計8名のキャストが決定。80年代のニューヨークを舞台に人種問題やセクシャリティなどをテーマに一部、二部それぞれ約4時間の物語が展開する。また、同劇場で“こどもも大人も楽しめる”シリーズとして『音のいない世界で』、『がかがみのかなたはたなかのなかに』、『イヌビト~犬人~』を発表してきた長塚圭史の新作も上演される。記者会見では、ウクライナ情勢についての質問も。同劇場でもたびたび指揮棒を振ってきたアレクセイ・バクランは、ロシア人とウクライナ人の両親を持つウクライナ人であり、吉田芸術監督は、マネジメント担当者を通じてバクランと連絡を取っていることを明かし「起こると思わなかったことが起きたという感じです」と悲痛な表情で語りつつ「衝撃は受けていますが、(芸術は)これまでもずっと戦争や内戦がある中で進んできています。

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