くらし情報『シリーズの生みの親が解説! 『インサイド・ヘッド2』が“ワクワクする理由”』

シリーズの生みの親が解説! 『インサイド・ヘッド2』が“ワクワクする理由”

まず最初は監督のケルシーと一緒に“ストーリーテラー”として同じ理解にたどり着くようにします。そこが達成できたら、僕は場所を空けて、あとはケルシーのチームに委ねるんです。

彼らは数ヶ月に一度、物語を持ってきてくれるので僕は“観客の代理”として物語に向き合って、この部分は混乱するな、とか、ここでこんな感情になってほしいのに、そうならないのはなぜだろう? と彼らに返すわけです。そこには僕だけじゃなくてストーリー部門のスタッフもいて、なぜこのストーリーがうまく成立していないのか、みんなで分析していくんです。でも、僕から“こうしなさい”と言うことはありません。

それから、この作品だけの特別な事情で言うと、昨年の秋に俳優組合、脚本家組合のストライキがあって、作品を期日までに完成させなければならない、というプレッシャーがすごく高まった時期がありました。そこでこの作品に限って、僕が久しぶりにアニメーターたちと一緒に仕事をしたり、映画の後半3分の1のクリエイションに関わることになりました。それは喜び以外のなにものでもなかったですね。


とは言え、本作の監督はケルシー・マンです。僕は彼のことを尊敬しているから、あくまでも一緒に歩みながら作品づくりに参加した、ということです」

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