瀬戸康史、初めての育休に翻弄される新米パパ役に。「33歳になり父親役も似合うようになりました」
沐浴やおむつ替え、授乳など、いろいろな育児体験をすることができました。すごく驚いたのは、赤ちゃんにミルクをあげるとき、思った以上に哺乳瓶を口に突っ込まなくてはいけないということ。ソフトにくわえさせていたら、赤ちゃん役の子の親御さんから「もっとグイッと入れてください!」と言われて。「そんなに!?」と思うくらい入れた方がいいらしく、勉強になりました。何気ない発見を撮影中にたくさん経験することができましたし、33歳になって父親役も似合うようになったんじゃないかと思います。
『男コピーライター、育休をとる。』
──劇中の魚返には、“保活”やパパ友作りなどの難題ものしかかりますね。
瀬戸保活に関しては、今もよく分かっていないかもしれません。
僕自身は福岡の田舎で育ったので、近所の保育園や幼稚園に行くのが当たり前の状況で。こんなにも選んだり、競争したりしなきゃいけない現実にちょっとショックを受けました。親にとっての試練なんだな、と感じましたね。
──映画好きの魚返夫妻が、各保育園をアカデミー賞女優の名前で呼ぶくだりがユニークでした。
瀬戸誰も思いつかない発想ですよね!ただ、台本を読んでいるときは面白かったんですが、撮影のときはすごくこんがらがって……。