2022年1月31日 12:30
RADWIMPS、全国ツアー幕張公演オフィシャルレポ到着「ここで今日会えたから次の楽しみがまた増えた」
これからもそんなふうに歌を作っていきます。それが何かしらのヒントになったらとてもうれしいです」洋次郎のそんな言葉から橋渡しされたのは「鋼の羽根」。〈揺るぎないものがほしかった 壊れない意志がほしかった〉というサビのフレーズが迫真的に響き渡った。
そして、本編ラストは『FOREVER DAZE』のラストナンバーでもある「SUMMER DAZE 2021」。時代の移り変わりとともにある逃れられない困難も歓喜の瞬間も受け止めながら、現在進行系のアンセムを鳴らそう──そんな揺るぎない意志を感じさせるこの曲は、このツアーを通して本当の完成を見たのだと思う。あらためて、スケールが大きくも生々しい生命力を感じさせる曲だ。
アンコールでは「棒人間」「スパークル」「君と羊と青」の3曲が披露された。「スパークル」の冒頭で微笑ましい演奏トラブルもあったが、それはバンドと会場にいたオーディエンスたちだけで共有する秘密としておこう。
とにかく、2022年もRADWIMPSはこの激動の時代を音楽とともに、音楽をあきらめずにタフに走り続けていくということを、しかと目の当たりにしたライブだった。そう、本編最後のMCで洋次郎はこうも言っていた。