映画『銀魂 THE FINAL』万事屋キャストが語るそれぞれの思い「この3人だから15年間続けられた」
杉田共演者のみなさん個性的ですし、『銀魂』が始まった当初は先輩や年上の人ばかりだったので、「どうすればいいんだ……」と思っていて。そこから徐々に新しいキャラクターで自分より若い人や『銀魂』を見て育ってきた世代の人が増えてきたら、今度は思い上がる以上に「気を引き締めなきゃ」「憧れ続けてもらえるように」と思うように。だからといって、ギラギラした感じを見せると面白くない姿になってしまう。
そういうときに、おふたりに甘える瞬間はすごくありました。何かあったら世界一のツッコミが横からくるし、ミラクルレシーバーがどんなボールでも取って返してくれる。親以上に甘やかされていますよ。
“最後のバカ騒ぎ”を心の中で楽しんで
ーーキャストの距離感が本当に近いので、終わりを迎えるということに対して寂しさを感じることはないのかなと思うのですが……。
杉田僕の人間性の問題かもしれないですけど、あまり卒業式に泣くタイプでもないんですよね。
「お前は悲しくないのか!」と逆に怒られることもあるほど。今回も作品が完結して場が終わろうとしているからといって感動の涙もない。でも、それってそんなに悪いことなのだろうか?物事を盛り上げるためにエモーショナルなことを強要されますけど、そんなのは必要ないと思っています。