スターチャンネル放送・配信作品、エミー賞23部門で受賞 『ある家族の肖像』マーク・ラファロのコメントも
ーーウォーリー・ラムの原作『この手のなかの真実』について
最初は知らなかった。ウォーリー・ラムと僕の著作権エージェントは同じ人でね。映像化権の取得が可能になった時に大物たちが続々と獲得に動いたんだけれど、ウォーリーが「マーク・ラファロはこの企画に興味あるかな?」と言ってくれたんだ。著作権エージェントが僕にそのことを話してくれたんだけれど、僕はその時まだ原作を読んでいなかった。週末に原作を読んでとても感動して共感を抱いたし、素晴らしいドラマになるだろうと思った。でも、ドラマ化することをウォーリーが望むかどうか分からなくてね。それで彼に会って、「素晴らしい小説だった。あなたはすごい才能の持ち主だ」と伝えてから、「映画化したら、この小説の良さを十分に活かせないと思う。
連続ドラマにするべきではないか」と言ったんだ。ウォーリーが僕のアイデアに賛成してくれたので、次に「デレク・シアンフランスを監督に起用したらどうかな?」と提案してみた。ウォーリーはそのアイデアも気に入ってくれて、僕に映像化権を与えてくれた。
その後、僕はエージェントやマネージャーたちと各局にドラマ化の打診をしに行った。そのうちに僕は自分で製作を手がけてみようと思い始めたんだけれど、やれるかどうか自信が持てなくてね。