2023年5月24日 12:00
1stアルバム『Intro』をリリース tonunインタビュー「今の時代にあった言葉の組み合わせ方は意識して作っているかも」
そこで温度差を感じて、ずっと家でギターを練習してましたね。そこからですね、ずっとひとりが続いたかもしれないです。
──実際、そのジャズやブルースというのはやってみて自分の肌に合うなっていう感じもあったんですか。
そうですね、なんか気持ちよさが抜群に違うというか。ロックもロックで歪んだギターでジャーン!っていう、あれも、楽しいし気持ちがいいんですけど。ジャズやブルースのリズムの気持ちよさに気づいてしまったんでしょうね。
そこから、グルーヴとかを大事にした方がいいのかなって。ジョン・メイヤーもバークリー出身で、あの人が弾き語りをする時はやっぱりグルーヴが出ているんですよね。
押さえるコードもジャジーだし。高校3年の時にジョン・メイヤーの弾き語りの感じにはまって、いかにひとりでグルーヴを出すかを大学時代もひたすら突き詰めていって。
というのをやっていたんですけど、あそこまでたどり着くのは難しいし、日本人にこういうのをやりたいんだって弾き語りでやっても、なかなか伝わらないのもあって。これは、ほかの楽器も混ぜた方がより伝わるのかなっていう。
その頃にちょうどトム・ミッシュとかケシ(Keshi)とか、ひとりでトラックメイキングする人が出てきたんですよね。