2021年10月3日 22:00
《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021》閉幕、マルタ映画として初ノミネートの『ルッツ』が最優秀作品賞に
俳優さんの芝居もとてもすばらしく、ひとりひとりの俳優がその映画を愛して、その映画にしっかりと存在して、呼吸をして、どれも魅力的な映画ばかりでした。
監督の眼差しも鋭くて、それでいて優しくてきれいで、素敵な映画ばかりで、審査なんて僕に向いていないなと思いました。どれも最高の作品でした。ありがとうございました。いつかみなさんと、みなさんの作品と出合うことを楽しみにしています」と作り手たちとの再会を願う言葉で総評を締めた。
そういう意味で、コロナ禍にあっても決してくじけない、映画作家たちの熱を体感する開催だったといっていいかもしれない。
なお受賞結果は以下の通り。
<国際コンペティション>
■最優秀作品賞
『ルッツ』監督:アレックス・カミレーリ
■監督賞
『ライバル』監督:マークス・レンツ
■審査員特別賞
『シネマ・オブ・スリープ』監督:ジェフリー・セント・ジュールズ
『ミトラ』監督:カーウェ・モディーリ
■観客賞
『国境を越えてキスをして!』監督:シレル・ぺレグ
<国内コンペティション>
■SKIPシティアワード
『カウンセラー』監督:酒井 善三
<国内コンペティション>
■優秀作品賞[長編部門]
『夜を越える旅』監督:萱野 孝幸
■優秀作品賞[短編部門]
『リトルサーカス』 監督:逢坂 芳郎
■観客賞[長編部門]
『夜を越える旅』監督:萱野 孝幸
■観客賞[短編部門]
『リトルサーカス』監督:逢坂 芳郎
取材・文:水上賢治
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021 公式サイト:
www.skipcity-dcf.jp
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