【峯田和伸ロングインタビュー】『越年 Lovers』撮影裏話や大好きな映画・音楽の話まで
日本編のお話自体は完全に映画のオリジナルですね。
――橋本さんとのシーンはどこから撮影に入ったんですか?
順撮りって言うんですかね? ほとんどそれに近かったので、初めて会うシーンを最初に撮りました。
――寛一と彼の友だちが、雪で動けなくなった車をその下に服を敷いて動かそうとしているところに彼女がやって来るくだりですね。
そうです。パンツ姿になっちゃっていた僕がズボンを履き直しているときに現れて、見られた僕が「あっ!」ってなるあのシーンです(笑)。
――あそこで、寛一と友だちがどっちのジャンパーを車の下に敷くのかで言い合いになりますけど、寛一が「自分のはエレファントカシマシのジャンパーだから」って嫌がるあのセリフはアドリブですか?
いや、決まっていました。台本にはないんですけど、監督やプロデューサーと話しているときに「峯田さんは誰のライブに行かれますか?」って聞かれたから「エレカシですかね~」と言って。
それで「じゃあ、エレカシで行きましょう」みたいな感じで決まったんです。
――髪の毛もこの役のために短く?
と言うか、撮影がNHKの大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』と重なっていて。