【峯田和伸ロングインタビュー】『越年 Lovers』撮影裏話や大好きな映画・音楽の話まで
やる度にお餅を食べなければいけなかったから大変でしたけど(笑)、さっきはこうしたから今度はやらないでみようとか、自分なりにいろいろ変えてやったのを覚えています。
――あのシーンでは、食べている峯田さんを見ている橋本さんの表情もよかったですね。
あのシーンはセリフはないけれど、ふたりがちょっとだけ近づくところだろうな~というのは橋本さんも僕も何となく意識はしていて。
「よかったですね~」って言ってくださる人がいらっしゃるということは、そのニュアンスが上手く表現できたのかなと思います。自分ではちょっと分からないですけどね。
僕、人が食べているシーンがけっこう好きなんです
――いや、素晴らしかったです。寛一にとっては至福の時間だったと思いますし。
僕も映画が好きでけっこう観るんですけど、僕、人が食べているシーンがけっこう好きで。
例えば韓国映画とかだと、ジャージャー麵をすごい音を立てながら食べるじゃないですか。イタリア映画だったら音を立てずにパスタを食べると思うんですけど、その食べ方によってその映画の性格が出る気がするんですよ。
そういうところがすごく好きで。今回もお雑煮をス~っとすする音だけで東北っぽい感じが伝わってきて、それがとてもよかったですね。