三石琴乃・井上麻里奈・水樹奈々が語る「美少女戦士セーラームーン」が世界から愛される理由「生きているだけで自分自身が輝いていることを忘れないでほしい」
──三石さんは、おっちょこちょいで泣き虫で普通の女の子のうさぎちゃんと、セーラームーンになるとこちらがハッとするほど凛とするうさぎちゃんを、どう切り替えているんですか?
三石あまり切り替えてはいなくて、その場その場の状況で、気持ちが動いているっていう感じです。
──セーラームーンの強さっていうのは、三石さんご自身も共感できる要素なのでしょうか?
三石そうですね、私は強くないですけど(笑)でもうさぎちゃんだったら強くいられるっていう感じなのかな。敵だろうがなんだろうが悲しんでいる人を助けたくなる彼女の共感力が、実は強さの源ですよね。今のどこか熱くなりきれない、熱くなるとカッコ悪いと言われるような空気の中でも、アニメーション作品の中のキャラクターだから、堂々と見得を切って「愛が大事」とか「未来を信じている」とか言えるんです。そういう作品に関われて、本当に毎度感謝でいっぱいです。
ファンだからこそ悩み、全力で挑んだ役作り
──井上さんと水樹さんは、先ほどからまず「美少女戦士セーラームーン」の大ファンということをおっしゃっていましたが、思い入れが大きい作品ほど、演じるキャラクターを確立するのが難しい気がしますが、いかがでしょうか。