くらし情報『松坂桃李・仲野太賀の『あの頃。』「実はいいことばかりじゃない俳優の仕事も捨てたものではない」』

2021年2月17日 07:00

松坂桃李・仲野太賀の『あの頃。』「実はいいことばかりじゃない俳優の仕事も捨てたものではない」

――確かに今はいろんなアイドルがいて、アイドルオタクには女の子もいますね。昔は「特殊な人」というイメージでしたけど。

松坂そんな時代にも関わらず、好きなものを仲間と共有できた彼らには、少しの共感と羨ましさを持ちました。自分の中で元気をもらえる場所、ありのままでいられる居場所があるのはいいですよね。

――鬱々としていた松坂さん演じるツルギ青年が、ハロプロに夢中になることで元気になり、仲間を作り、行動していく様は、すごい勢いでした。それにしても、普段はファンから夢中になられる側ですが、逆の立場を演じることへの特別な難しさはありましたか?

松坂僕自身もBUMP OF CHICKENのファンなので、そういう好きなことに対する気持ちや、向かい方っていうことに、共感する部分は多々ありました。だから「こういう役なのか」という抵抗みたいなものは感じなかったですね。
松坂桃李・仲野太賀の『あの頃。』「実はいいことばかりじゃない俳優の仕事も捨てたものではない」


――確かに、ファンを持つ身の芸能人の方でも、誰かのファンであるのは自然です。


松坂それにアイドルと役者って微妙に畑が違うんですよ。アイドルはファンの方々に応援してもらって、イベントやライブで応えるという形が取れます。でも我々はファンの方々に、直接お会いする機会が極端に少ないんです。

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