メンバー全員上京! 浪漫革命インタビュー「ミュージシャンとしてしっかり売れて、いたい人たちといれる状況を守らなきゃいけない」
それぞれ楽器のテックもやってくれるし、すごい贅沢でしたね。
左から)阿南智史、大池奏太(浪漫革命)、藤澤信次郎(浪漫革命)
──never young beach脱退後の阿南さんは、プロデューサーだったりエンジニアだったり裏方での仕事が多いですが、そういう立場になりたかったんですか?
阿南裏方に徹しようと思ってバンドを辞めたわけではないんですけど、プロデュース的な役回りは自分的にも得意だと思ってたんです。そういう流れもあって、抜けたあとに声を掛けていただくことが多くて。自然といまの立場になりましたね。
──まず周囲から阿南さんの裏方的な能力を求められたわけですね。
阿南自分がバンドを経たうえで、〈こういう人がいればよかったな〉と思う立場になろうとは意識していますね。バンドの創作には外からの視点ってすごく重要なんです。メンバーのひとりがそういう立場になろうとすることも多いんだけど、それでバンドのバランスが崩れたりもする。
藤澤めっちゃわかります。バンド内での特にクリエイティブな領域での話し合いって結構センシティブなんです。それが阿南さんだと、一対一でもバンド全体でもフランクに相談できる。