メンバー全員上京! 浪漫革命インタビュー「ミュージシャンとしてしっかり売れて、いたい人たちといれる状況を守らなきゃいけない」
今回、めっちゃ助かったし、新しい道が開けたと感じたのが、奏太くんがメイン・ボーカルを歌う“シルビー”が出来たこと。というのも僕自身、ボーカリストとして他のメンバーが書いた歌詞を歌うことに難しさを感じる面もあったんです。特に今回は〈これが売れなかったらもう次を作れなくても仕方がない〉という強い気持ちで臨んだものだし、タイトル通り自分から〈溢れ出す〉ものを音楽にしたから、自分自身のことだと思える歌詞が多いなかで、他のメンバーが書いた歌詞を歌うとギャップができる気がした。奏太くんの作った“シルビー”を、みんながいいねとなったときも怯えていたんですよ(笑)。俺に歌えるかなって。
大池次郎からは歌うにあたって歌詞を変えたいという希望をもらいつつ、僕はなるたけ作ったままでいきたかったし、これは落としどころが難しいとなってたんですよ。そんなときに、スタジオで阿南さんが「この曲は奏太くんがボーカルじゃないの?」って。
藤澤そのパターンがあったんや!と発見でしたね。
でも、バンドの誰かがその案を言っても、ここまでスムーズに決まらなかったと思います。僕らがこれだけ信用している阿南さんの意見だからこそ、それが絶対いいじゃん、そうしましょう!となった。