ネオシンガーソングライターSGが目指すもの「人が生きていくためのBGMになりたい」
などにランクインしています。この世代に刺さった理由って、ご自身ではどういったところだと思われますか?
これは言ったらね、2人目が出てくるかもしれないので、企業秘密で、なんて(笑)。
僕ならではの考え方なんですけど、最初にこの曲を作ったときに卒業ソングになってほしいな、とは思っていたんですよ。ただ、あとから気づいたことなんですけど、今までの卒業ソングっていうのは、意外と、先生から生徒に向けた目線のような、教えを伝えるような歌詞が多いんです。それがすごく刺さって感動するんですが、「僕らまた」の場合は、隣にいる友達に向けて、気楽に歌ってるんですよね。だからこそ、実際に吹奏楽部の友達同士で、等身大で、みんなで一緒に作ることに意味があるというか。
――やはりZ世代の方に響くものが多いのかなと思うんですけど、その点についてはいかがですか。
ほんっとに自分では考えたことがなくて。
Z世代に届けたいな、とはもちろん思っていたんですけど。ただ、Z世代のコメントから逆に気づかせてもらったことがあります。Z世代って「別れ」をいい意味で重く捉えていないんですよね、別れについて「永遠の別れ」みたいに思っていない。