THE YELLOW MONKEY、シーズン2始まりの地でエマの誕生日を祝福 30周年ライブ代々木第一体育館公演レポート
ヘンタイ感をTHE YELLOW MONKEYに持ち込んだ人!」という吉井の言葉からは、30年経った今なお、いや今だからこそお互いに向けられる惜しみないリスペクトが窺える。
菊地英二(写真:横山マサト)
ロック少年のイノセンスを凝縮したような「空の青と本当の気持ち」までエマ楽曲のコーナーが続いたところで、暗転。ビジョンの映像では時間がどんどん巻き戻され、2016年の代々木公演、さらには再始動の象徴である金色のサナギと「準備ALRIGHT?」のメッセージが映し出される。舞台に再登場したメンバーが力強く響かせたのはもちろん、再始動の象徴的ロックナンバー「ALRIGHT」。刻一刻とギアを上げていく吉井の歌声とバンドの熱演は、「SPARK」でさらなる高揚感を体現していく。
また帰ってくる時は、もっと好き勝手やらしてもらう
「よくわからない新型ウイルスで、昔のようなコンサートが楽しめなくなるなんて、夢にも思わなかったんだけど。でもこうやってまた、たくさんの人が手で、身振りで、たくさんの気持ちを伝えようとしてくれて。本当に感謝してます。
ありがとう!」
万感の想いを伝えた吉井の「今夜もみなさんから集められた素敵な歌声を響かせて、また新しいバラ色の未来を探しに行きたいと思っております」