2022年7月23日 12:00
さくらしめじが20歳の今だから描けた等身大の姿「別れにも涙にも意味がある」
さくらしめじが7月23日に『辛夷のつぼみ』を配信リリースする。4月に行われたワンマンライブ『春しめじのお花し 二冊目』で披露されたこの楽曲。『春しめじのお花し』は演劇とライブを組み合わせた公演で、脚本はメンバーの田中雅功が担当している。別れと葛藤、そして再び道を共にする決意をするまでの物語のラストに歌われる『辛夷のつぼみ』はその世界観にマッチしており、観客の心を揺さぶった。そんな新曲の制作を通して2人が初めて体験したこと、さくらしめじが伝えたかったメッセージについて聞いた。
冬という過酷な時期を経て春に咲く「辛夷」に込めた想い
――タイトルの「辛夷(こぶし)」ですが、するっと読むには少し難しいような。お恥ずかしながら、この曲をお聞きするまで漢字を知らなかったです。
田中雅功(以下、雅功)そうですよね。
髙田彪我(以下、彪我)大丈夫です、僕も知らなかったです。安心してください(笑)
――よかった(笑)辛夷はどういうお花なんですか。
雅功春に咲く桜っぽいお花なんですよ。詞は僕が書いたんですけど、「辛夷」に思い入れがあって。桜はわりとつぼみになってから咲くまでが早くて、辛夷は冬のころからつぼみになって春に咲くんです。