くらし情報『「表と裏ではないが、ふたりで一人前という自覚があった」、中村憲剛×伊藤宏樹・スペシャル対談【前編】』

「表と裏ではないが、ふたりで一人前という自覚があった」、中村憲剛×伊藤宏樹・スペシャル対談【前編】

馴れ合うような仲の良さじゃない」

伊藤「うん」

――それなのにアウェイのホテルなどでも一緒にいられる理由とは?

伊藤「何だろうね、あれ。バスや新幹線でも隣だったし」

中村「居心地がいいから。何を言っても大丈夫という安心感。たぶん。失礼な後輩ですよ。今、思えば」

伊藤「失礼極まりない後輩だよ(笑)」

中村「極まりない(笑)。だけど、昔からのフロンターレのサポーターは結構、知っているよね」

伊藤「ふたりのつながりで言うと、僕が(2013年に)引退するときに、憲剛は二人組(の練習相手)や隣に座る人がいなくなってさみしいんだろうなという話をしていたんだけど、この間、憲剛が引退するときに、(小林)悠が全く同じ話をしていたから『ああ、歴史っておもしろいな』というのは、個人的には思ったね」

中村「だって大変だったよ。“宏樹ロス”……」

伊藤「長くやったら、そうなるんですよ。
やっぱり悠も憲剛と長く一緒にやって、そういう関係になった。それでまた、何年後かに悠が何を言うんだろう、というのは思います」

中村「宏樹さんの引退VTRを、当時、妻とずっと見ていてふたりで泣いていましたもん(笑)」

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