「オリ・ムストネン ピアノリサイタル」 “音楽家大国”フィンランドが生んだ異才とは
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ラフマニノフ、ブゾーニ、エネスクといった偉大な作曲家の伝統を継ぎ、作曲家、ピアニスト、指揮者として非凡な才能を持つ、今日の音楽界において特異な存在である。一人三役での公演も多く、その傑出した業績が称えられ、過去にはダニエル・バレンボイムやパーヴォ・ヤルヴィも受賞した名誉あるヒンデミット賞を、2019年に授与された。
およそ35年にわたるキャリアにおいて、自身の非凡なる音楽的見識を発揮し、これまでに、ベルリン・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、シカゴ交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィル、ロサンゼルス・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、パリ管弦楽団等の著名オーケストラと、ウラディーミル・アシュケナージ、ダニエル・バレンボイム、ヘルベルト・ブロムシュテット、ピエール・ブーレーズ、チョン・ミョンフン、シャルル・デュトワ、クリストフ・エッシェンバッハ、ニコラス・アーノンクール、クルト・マズア、ケント・ナガノ、サカリ・オラモ、エサ=ペッカ・サロネン、ユッカ=ペッカ・サラステ、パーヴォ・ヤルヴィ等の指揮者と共演している。