くらし情報『佐々木蔵之介、舞台『冬のライオン』は家族が容赦なく闘うシチュエーションコメディ』

2022年2月18日 07:00

佐々木蔵之介、舞台『冬のライオン』は家族が容赦なく闘うシチュエーションコメディ

どんなヘンリー像を立ち上げようとされているのでしょうか。

ヘンリーは五十過ぎの男なんですが、「老衰が始まる直前に肉体的にも精神的にも活力が急上昇した男で、それを楽しんでいる」とト書きに書かれているんです。つまり、権力も体力もある絶好調の無邪気なオッサンという、すごく迷惑な人なんですよね(笑)。でも実力もあるし、頭も回る。地位も何も次の世代に継がせたらいいのに、渡さずに全部自分のものにする男。そんな王を中心に皆が容赦なく戦い合う、そのさまが激しすぎて笑えてしまうんです。そんなふうに権力に固執しているところを、ある意味チャーミングに表現できたらと思っていますね。高畑淳子さんが演じる王妃とのやりとりも、ユーモアを交えて戦っているからすごく笑えるし。
森さんが「夫婦漫才みたいにしたい」って言ってはるくらい(笑)。高畑さんが演じる王妃エレノア!ヘンリーもパワフルだけど、このお母さんのパワフルさには圧倒されます。高畑さん、ゴージャスでやっぱり面白い!

佐々木蔵之介、舞台『冬のライオン』は家族が容赦なく闘うシチュエーションコメディ

久々に味わう森演出と頼もしい共演者の面々

――稽古に入られての感触は?

立ち稽古の初日は、一幕一場の、僕と葵わかなちゃんのふたりだけのシーンを4時間以上ぶっ通しでやって、それで稽古が終わったんですよ。

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