2021年10月13日 12:00
小泉今日子×上田ケンジ、盟友ふたりの新ユニット「黒猫同盟」が2021年に始動した理由
と言っていて。
上田:あ、マジで?
小泉:そう。コロナで、新しいこともたくさん生まれたし、新しいアイデアや発見もあったし、すごく疲れてた人が、ちょっと休むことができたかもしれないし。経済的に苦しくなってしまった人はたくさんいる、ミュージシャンにしても、役者にしても、飲食業も。でも、だからこそ新しいアイデアが生まれて、新しく人気を博すお店も出てきているところもある。今まで、データとかを元にして「こういうブランディングで」みたいな事業が多かった気がするんだけど。これからはもっとアイデアが中心というか、パッと思いついてやったことが注目を浴びる、みたいな世の中に戻って行くのかな、って。そういうことも考えながら作っていましたね。
ふたりだけで。
最初に呼び出された時、「歌う理由が見つかった」と言われた(上田)
――小泉さん、2020年と2021年に、ソロで配信ライブもやっておられますよね。
小泉:はい。2020年にコロナ禍になって、私みたいな楽観主義の人間でも、不安とか、怒りとかがあって。誰が悪いわけじゃないのかも知れないけど、信頼できる拠り所がこの国にはないな、頼りないな、っていう感じがあって。