【インタビュー】岸谷香、プリプリを歌う!「あの時の自分が作った作品を、今やる意味があるなって」
その一部分を掘り下げてやりきったんですが、ソロになってみて、まだまだやっていないことがたくさんあったんだなと気づきました。第二期が始まった時に、弾き語りという選択肢に手をだしたことが今に繋がっていると思います。
――弾き語りをやって、どんなことを感じたのですか?
弾き語りでワンステージをやって、飽きさせないためには、ピアノもギターもしっかりやる必要があるなと思いました。多分、弾き語りを始めた頃は、今よりもピアノもギターも全然下手だったと思います。それで、これではいけないなって。
――弾き語りのステージをやるために、技術の向上も目指したわけですね。
そうですね。少なくても、ギターはかなりマシになったと思います。
ピアノは、小さい頃からやっていたので、弾けたんですが、クラシックしかやってなかったんですね。でも、クラシックのピアノだけの弾き語りって、つまらないんですよ(笑)。で、ある時、キーボードの渡辺シュンスケくんと一緒に演奏しているときに、シュンスケくんのピアノをひたすら観察して、シュンスケくんのピアノは打楽器みたいだなって発見がありました。そうか、ピアノって打鍵すると、内部のハンマーがピアノの弦を打っているな、打楽器だなと初めて気がつき、そこから演奏する意識が変わりました。