上杉柊平の幸せを保つマイルール「自分にとっての“特別”を探す」
理想やゴールを決め、そこに到達するために努力することは生きる糧になるけれど、この瞬間の欲望に従うことも、間違いではない。
「俺も、まさか自分が俳優をやるなんて、10代のころは思ってませんでした。先のことなんてわからないですし、時代もどんどん変化していく。それなら、いまの自分が思う楽しいこと、やりたいことをやっていくほうが、幸せだと思うんですよね」
自分にとっての特別があれば、幸せ
不言実行を貫き、いつだって軽やかに、いまを大事にしている上杉。自分らしい幸せを実感しながら生きていくためには? と問うと「やりたいことをやる」と即答する潔さがある。
「生きていたら苦しいこともあるけど、趣味とか、好きな友達や家族と過ごすとか、そういう日常を大事にすることが、幸せに繋がるんだと思います」
『七夕の国』本編で、高志が言う。「俺たちは特別なんだ」と。ほかと同じではなく、世間から見て特別であることが、彼にとっての“幸福の証”だった。
「僕は、自分にとっての特別があれば幸せです」と上杉は言う。「世間から見ればそうではなくとも、自分にとって特別だと思える何かが一つでもあれば、幸せを感じます。僕、自分の考え方とか物事の捉え方とか、熱量がなくておもしろくないな、って思ってるんですよ。