2021年8月11日 12:00
ウルフルズが自ら紡ぐ30年、セルフカバー作第1弾『ウル盤』ロングインタビュー
ある時、「もうすぐ30周年だから今から何か考えておいたほうがいいんじゃないか」ってジョンBさんの提案から、30という数字に紐づいたことをやるのがいいんじゃないかという話になったんですけど、なかなかいい案が出ずにその日はいったん解散したんですよ。そしたら、その数時間後に松本君から「30曲セルフカバーっていうのはどうかな?」って連絡が来て、おもしろそうだねって盛り上がったんです。
トータス松本(Vo / Gt)やっぱりリリースものがおもしろくないと盛り上げにくいかなと思ったんです。ツアーを組むにしても30っていう数字はちょっと中途半端やし、何かどーんとね、リリースするものが欲しかったんですよ。だったら、30曲ぐらいの物量のセルフカバーならどうだ!?自分らでもちょっと、えぇ、できるかなって思うぐらいのものでないとチャレンジのしがいがないし、10曲ぐらいじゃおもしろくないし、ちょうど30周年なんだから、30曲やっちゃえって、なかなか頂上が見えへんことを急に思いついたんです。――ジョンBさんとサンコンさんは最初、大変そうだと思わなかったんですか?
サンコンJr.もちろん、思いましたよ。
ジョンB(Ba)