異種格闘技戦となった『Crazy Jump 2024』ライブレポート 音楽性も人間性もバラバラな6組が登場
と呼びかけて“アストロビート”へ。マサ(vo/g)とYuno(vo/mani)のボーカルリレーと、サビのファルセットでフロアを魅了した。勢いそのままに4カウントで突入した“ぐーぐーぐー”ではマサがハンドマイクに持ち替え、対峙したフロアの熱量を一気に沸点へと押し上げていった。こうなったらもう手が付けられないDannie Mayの面々、不穏なSEで誘う“ダンシングマニア”ではユニゾンでハモる分厚いハーモニーと重低音が効いたビートに踊らずにはいられなかった。
広大なフロアを見渡し「自分が巨人になった気持ち」とユーモアを交えて表現すると、Ⅳ―Ⅲ―Ⅵ―Ⅰの気持ちいいコード進行に乗せて「クールに踊れーーー!」とあおり“KAMIKAZE”へ。Yunoが見せた両手を顔の横で左右に揺らす振り付けで広大な豊洲PITはたちまちダンスフロアと化し、続く“カオカオ”も曲が進行するにつれて高揚感にどっぷりと浸かっていった。たとえ初見だとしても一瞬で虜にさせてしまう地力を余すところなく発揮してみせたDannie May。ラストはリリースされたばかりのアルバム『Magic Shower』の表題曲“マジックシャワー”。