2021年12月21日 13:00
令和3年アニソン大賞は宇多田ヒカル「One Last Kiss」が受賞
結果として第1部2時間、途中の休憩時間(もとい選考員達にとっては本番となる各賞最終決定の会議)が1時間30分、第2部に1時間40分という、今年を締めくくるにふさわしい5時間超のイベントとなった。
本レポートは各賞ごとの受賞楽曲を、選考員達から第1部、第2部で飛び出したコメントを中心に紹介していく。
■作品賞
fhána「愛のシュプリーム!」TVアニメ『小林さんちのメイドラゴンS』OPテーマ
「みんなが待っていた。本当に幸せになる作品を作ってくれてありがとう」と齋藤Pが賛辞を贈る。複数部門にノミネートされており、部門は違えど選考員の誰もが賞を挙げたいと思っていた正に今年を代表する作品のひとつだ。「佐藤さん(佐藤純一 / fhána)の京アニ愛や、これまでの素晴らしい代表曲をそこで超えてくるような熱意を感じたし、90年代の渋谷系のような文化的なラップを盛り込む着眼点とチャレンジが新しかった」「難しいことをやったり様々な文脈の引用をしながら、アニメという要素を乗せて誰もが“いい”と思うものに仕上げる凄さ」など各メンバーからfhána、そして佐藤への賞賛は止まらない。ノミネート時点で一番人気だった「One Last Kiss / 宇多田ヒカル / 映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』テーマソング」