プロのエアコン清掃業者に聞く!家庭で誰でもできるエアコンのメンテナンス方法とポイントとは?
などが付着している場合、ブラシなどでこすったり、消臭剤スプレーを掛けたくなりますが、熱交換器は柔らかいアルミ製ですので、変形したり、傷つけたりします。最悪の場合、穴が開いてフロンガスの漏れてしまうことも。
また、消臭スプレーなどは、万一電装部品(電子基板)に誤ってスプレーした場合、故障(破損)する可能性が高くなります。また、熱交換器の腐食、ダメージにつながり、熱交換効率の低下につながりかねません。フィルターの奥の内部洗浄は、プロのクリーニング業者に相談するのがよいでしょう。
クリーニングの最適な時期
夏場(6月~9月)の冷房使用時期に、大量の結露と高温多湿でカビが発生するリスクが高いことから、エアコンのクリーニングにおすすめの時期は、3月~5月(エアコン使用時には嫌な臭いが無い状態で使用できる)か、冷房の使用が終わる、10月中旬以降がおすすめです。9月は、残暑と台風の発生も多いうえ、高温多湿の時期で冷房も使用します。年間で、カビの発生が最も多い時期とも言われています。
冷房使用時に発生したカビや埃、嫌な臭いを暖房の使用前に除去すれば、冬場は暖気で乾燥しますので、加湿器の使用をコントロールをしながら使用すれば、基本的にカビの発生は抑止が可能です。