プロパンガスの料金制度は?メリット・デメリットもご紹介
比較的低い圧力で液化することから、液化させてボンベに入れて運搬することが可能なため、供給の際は業者がガスの入ったボンベを運んでいます。また、運搬のしやすさから、地方都市や山間部などでも重宝されています。一方の都市ガスは「燃える気体」と呼ばれるメタンを主原料としている天然ガスのこと。こちらは地下に張り巡らされたガス管を通じて供給するシステムを採用しています。都市ガスの場合、液化させるにはマイナス160度まで冷やさなくてはならず、プロパンガスと比べると、液化させる手間がかかります。そのため容器などに詰めて運搬されることはほぼなく、気体のまま管を通して家庭に供給されています。また、ガスの特徴として、「ガス臭い」と称される独特な匂いを連想する方も多いでしょう。しかし実はガス自体は、プロパンガスと都市ガスともに無色透明。
ガスが漏れた際に気づくようわざと匂いがつけてあるのです。万が一大量に吸い込んでしまうと意識を失うなどの危険を伴う可能性がありますが、近年はガス漏れの事故は減少傾向にあり、安全性は確保されていると考えて良いでしょう。その他、プロパンガスと都市ガスの大きな違いとしては、都市ガスが空気より軽いのに対し、プロパンガスは空気より重いという点が挙げられます。