くらし情報『年末年始に増える「餅窒息事故」 餅をついた人も責任があるって本当?』

年末年始に増える「餅窒息事故」 餅をついた人も責任があるって本当?

ただ小売店だと小規模なものが多く、被害者の被害を救済できない可能性もありますので、餅を製造した会社の製造物責任が問題となります。」

まず実際に事故の原因となった餅を消費者に売った業者の責任が問題となり、その後に製造業者の責任が問題となるようです。餅による損害賠償の話は耳慣れぬことですが、損害賠償の問題は起こりうるようです。

■自分たちでついた餅で事故が起きたら、餅をついた人は責任を負う場合がある

「餅をついた人に故意、過失があれば、上記の不法行為責任を負う可能性はあります。製造物責任は負いません。故意とは、この場合は、喉に詰まりやすい餅を食べさせようとする意思です。過失とは、不注意で喉に詰まりやすい餅をついてしまったということです。さらに、この餅を食べれば喉に詰まるということを予見可能でないと過失にはなりません。」

餅をついた人が責任を負う場合があることに驚かれた方もいることでしょう。ただし、普通についた餅を食べさせただけで損害賠償責任を負うことには必ずしもならないようです。


「ちなみに、販売目的で餅をついて売る場合と、仲間内で餅をついて食べる場合の故意過失の内容は変わってきます。

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