くらし情報『年末年始に増える「餅窒息事故」 餅をついた人も責任があるって本当?』

2017年1月1日 07:06

年末年始に増える「餅窒息事故」 餅をついた人も責任があるって本当?

当然前者の場合がより厳しい内容となります。」

そうであるならば、仲間内で餅をついて窒息をさせた場合に損害賠償責任を負うケースは、あまりないといえるのかもしれません。

■刑事事件に発展する可能性は?

「民事事件としても問題にするのは難しいですから、刑事事件になる可能性は低いと思います。故意過失の内容は民事も刑事もほぼ同じです。ですが、その認定の厳密さが違います。
当然、刑事事件の方が認定が厳密ですので、立件するのは難しいです。」

■こんにゃくゼリーと餅の、取り上げられ方の違いについて

「全くの推測ですが、餅を喉に詰まらせて死亡する事故は割と多く、餅の危険性は広く認識されています。それなのに餅を食べて死んでしまっても、食べた方が悪いという判断になるのかも知れません。」

他にも、餅が日本全国に文化として馴染んでいることや、多くの人々に食べる習慣が広まっていることから、なかなか攻撃対象とならないのかもしれません。

餅を詰まらせても法的な責任問題が生じることが明らかとなりましたが、せっかくの美味しい冬の風物詩でありますから、不幸な事故が起きないように楽しみたいものです。

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