2019年12月20日 20:00
奨学金が払えない…自己破産したらどうなる?仕組み・その後のリスクをFPが解説
また、強制執行をされる心配もありません。たとえば給料の差し押さえなどをされてしまうと、会社に借金苦が明るみになってしまいますが、その心配も必要がなくなります。
自己破産の前に活用すべき方法
奨学金が返せない場合に、自己破産は1つの手段ではありますが、先述のリスクも付いて回ります。そこで、より低リスクな方法を検討してみましょう。ここではおすすめのやり方として以下を紹介します。
- 返還免除制度
- 減額返還制度
- 返還期限猶予制度
- 任意整理や個人再生の利用
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返還免除制度
もしも大学院在学中に優れた成績をあげていたり、教育研究職に就いた場合には、返済を免除してもらえる可能性があります。いずれも第一種奨学金の場合が前提となります。
ちなみに、心身障害による労働能力喪失や、死亡障害で返済能力がなくなった場合にも返済免除となります。
減額返還制度
返済金額を半分にしてもらえる制度もあります。給与所得者の場合は税込年収が325万円以下の場合、給与所得者以外の場合は年間取得金額225万円以下の場合(必要経費控除後)が条件となります。
ただし、返済期間は倍となりますので、期間を延ばすことで月々の負担を軽くするという方法です。